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プロスペクト理論

Last-modified: 2009-06-15 (月) 00:47:32 (3237d)
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行動ファイナンス

プロスペクト理論とは(読み:ぷろすぺくとりろん、英語:Prospect theory)

プロスペクト理論とは、リスクを伴う意志決定を考える理論です。

投資に当てはめて簡単にいうと

人はどのようなときに投資(購入)して、どのようなときに売却するのかをモデル化しています。


非常に有名な下記の例を見てみてください。


  • 質問1:下記の(a),(b)どちらを選びますか?

    1. 100万円が無条件で手に入る。
    2. コインを投げ、表が出たら220万円が手に入るが、裏が出たら何も手に入らない。

このときの期待値は、

(a):100万円 < (b):220万円*50%+0円*50%=110万円

と(b)のほうが大きいですが、ほとんどの人が(a)を選んだのではないでしょうか?


  • 質問2:下記の(a),(b)どちらを選びますか?

    1. 100万円を無条件で支払う
    2. コインを投げ、表が出たら支払いは免除されるが、裏が出たら220万円を支払う。

このときの期待値は、

(a):-100万円 < (b):-220万円*50%+0円*50%=-110万円

と(a)のほうが大きいですが、質問1とは逆にほとんどの人が(b)を選んだのではないでしょうか?




この結果が意味することは、


利益が目の前にあるときは、利益よりもリスク回避を優先し

損失が目の前にあるときは、損失を回避しようとする


ということです。

投資の世界で言い換えると、


利益がのっているときは、すぐに利益確定したくなる(リスク回避的)が

損失があるときは損切りができない(リスク愛好的)


ということになります。


このような人間の心理的な動きを頭で理解していると役に立ちます。

なぜなら、投資の世界は人間(個人・法人)の心理の上で取引が成り立っているからです。

(詳しくはまた、別の機会に…)